映画について

聴者も聾者も同じ現場で、同じ目的、目標に向かって仕事ができるという現実と、ひとつのものを一緒に作り上げていく素晴らしさを

お客様にはこの作品を通して感じて下されば嬉しく思います。


聾者の方のために、日本手話、さらに字幕をとり入れています。

聴者の方には、聴者の役者の台詞や音楽は聞こえますが、

日本手話のみのシーンに、あえて字幕をつけていないシーンも

ございます。読み取れないお客様は想像してみたりしてお楽しみ

下さい。


【あらすじ】

~彼女の視線の先には、一体、何が見えているのだろう。何故、そんな顔をするのか、何故か、とても印象に残った。~

あらすじ

聾者の澤村みちる(28)は健聴の妹しほ(22)とともに、聾者の母・祐子(60)が営む手話カフェを手伝っていた。

ある日、みちるの友人が、自身が所属する劇団のスタッフたちとみちるを尋ね、手話劇『幸せのスケジュール』のヒロインを演じてみないかと話をもちかける。

みちるは、劇団員の近藤春生(24)が一目惚れするほど、魅力的な女性であったが、自分に自信が持てず「演技なんて私には無理!」と笑い、手話劇への誘いを辞退する。

後日、しほとともにしほの交際相手である本田卓也(26)の路上ライブを見に行ったみちるは、一人でパフォーマンスをする築(きずく・30)を目撃。

周囲に観客がいないにも関わらず圧倒的なパフォーマンスを繰り広げる姿に、みちるは衝撃を受ける。

みちるは心の奥から湧き出てくるエネルギーを解き放つかのようにある行動に出る。

そこからみちるの今日が変わり始める・・・

自分の道や恋人との関係に悩みながら、舞台の成功のために今日を生きる劇団員、音楽や芝居を愛しながらも運命に翻弄され夢と現実の狭間で揺れる人達、みちるの家族や周りの人達が繰り広げる、どこにでもありそうな日常。

何気なく見上げている看板、流れる雲、毎日の空気は同じようだけど…どこかにあるキセキや温もりを信じて今を懸命に生きている人達に明日はどんな風が吹くのだろう・・・

2018年9月7日 朝日新聞朝刊京都欄に映画明日のきみへの告知が掲載されました。

2018年9月23日付 京都民報紙面で紹介されました。

2018年9月22日 中日新聞に紹介されました。

2018年11月2日 中日新聞 飛騨版のところに 掲載いただきました。